江ノ電でGO! ~石上編~

毎週木曜日19:30頃~
レディオ湘南83.1MhzFM「AJIのHarmonista」
聞いてくださってますか?

8/9の放送後記をすっかり忘れていました(;´Д`)
“柴田智生の江ノ電でGO!”の石上編です。

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石上駅、この「石上」という土地の名前が初めて出てくるのが鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」だそうで、
鎌倉時代中期には石上郷という集落がすでに形成されていたことがわかるんだそうです。

相模原市にあります城山湖から片瀬の海に注いでいる境川、この川をこの地域では片瀬川と呼びますけれども、
鎌倉時代になりますと、鎌倉への人の行き来が進みますからこのあたりの交通量が一気に増えたんでしょう、
そこでこの片瀬川が西から都に入る上で難所となるわけなんです。

で、今はこの川、大正時代に整備されて一直線なんですけど、
当時はこの石上の下流がクネクネと複雑なルートを描いていたそうなんです。

そうすると、この石上という、川がまだ正直に流れているポイントが重要なんですよ。
ここに「石上渡し」と呼ばれた渡船が設けられた、そうして、そういう商売が成り立てば集落も栄えるってことですよね。
ただ、今は当時の面影を感じることは全くできません(泣)
ここ3駅ぐらいずっと言い続けてますけれども、とにかく高級住宅街!
交通量もとても少なくて静か。
絶対幸せに暮らせそーな町だなーって思いました。

みなさんの家にだいたいちょっとゴツめの自転車が止まってるんですけど、みんなサイドにボードを運べるようにキャリアがついてるんです。
まさに夏真っ只中、この辺りに住む人たちにとって今が最もアツいシーズンなんでしょうかね♪

そしてホントに閑静なこの住宅街を江ノ電が真っすぐ走っているんですよ。
だからもちろん撮り鉄にとっては絶景スポットですね。
線路脇に咲く花越しに江ノ電を撮ろう!ってことで僕が行った日もたくさんの鉄っちゃんが一眼レフを構えていました。
そんなわけで、今回の石上駅は石上の地の歴史に触れながらお送りしてみました。次回はいよいよ終着駅です。
どうぞおたのしみに。